20万円と1100円と300円



クリーニング後に精算する。支払方法は現金、振込、PayPay、クレジットカードが使用できる。稀にクレジットカードで重いカードがある。「これ高級感あって重たいですね」「金属製で年会費20万するんですよ!」「に、20万ですか?!」「でもいろんな優待があるし、還元率1.5%だから結構オススメですよ!」カードにはLC(ラグジュアリーカード)のロゴとICチップとマスターカードのロゴだけ。シンプルでエレガントなカード。持っているだけでお金持ちだ。ぼくには無理だ。


仕事が早く終わったから散髪してきた。襟足が首にへばり付いてきて暑い。スッキリしたい。いつもの1000円カットへ行ってきた。店頭に「1000円→1100円」1000円カットも値上げしてる。夏はカットのみだと気持ち悪いから初めてシャンプーをお願いした。「あんまりすかないで下さい」これは先に言っておかないと、カスッカスにされてしまう。「長さも短くしないで下さい。襟足と耳周りはスッキリして下さい」未だにカットの注文の仕方の正解がわからない。



暫くすると男の子の声が聞こえてきた。「こんにちは!」「1人できたの?何歳?」おじいさん店員が接客する。「1人だよ!小学5年生!」「どのくらい切るの?」「まずはツーブロックにしてほしい。うーん6mmくらいかな!前髪は眉毛掛からないくらいに切って、耳もかからないくらいにして下さい」「ほーい」ぼくよりしっかり注文してる。小5でツーブロックするんだ。


その後も小5とおじいさん店員はずーっとおしゃべり。ぼくは散髪中はしゃべらない。黙々と切ってもらう。高校生までずっとお母さんに切ってもらっていたから、散髪中何していいのかわからない。



シャンプーの時間。シャンプー用マントをつけてもらい、首元にタオルと謎のビニール袋を詰められ、いきなりシャンプを頭にかけられた。座ったままゴシゴシ。「はーい。流しまーす」とそのまま前ある洗面ボールに頭を突っ込み洗い流される。鼻や目に水が入ってくる。泡を洗い流すのに頭をトントンと叩かれる。やっぱり美容室や理容室と違い荒い。髪を拭いてくれて「終わりでーす。起きて下さーい」起きると顔は拭いてくれてないので、目が開けられない。「これで顔拭いて下さい」ぬるめのタオルで顔拭いた。「お会計1400円でーす」色々荒い部分はあったけど、1400円ならいいかな。


おしまい。
今日も見ていただき、ありがとうございました。

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